最近、新しい土地に引っ越してきた。
ご近所の方々へ挨拶廻りに伺った時に、緊急時や連絡の聞きもれ防止の為に耳が不自由な事をよく伝えておいた。
それからは常に気を使ってもらい、事ある度親切に私にお知らせしてくれる。
けれども、高齢者のように耳が遠いわけではなく、どんなに大きな声で話しかけられても、聞き取る事はできない。
中でも話し好きな山田さんは、小さい話から大きな話まで何でも話してくる。
そして聞きたがる。内緒の話もきっと大きな声で話しているのだろう。
そのせいか私のプライベートな話も、周りのご近所で面識ない人が私の事情を知っている。
※聴こえない人には、とにかく大きな声で話せば大丈夫という固定観念が未だあるようです。聴覚障がいでも様々な特性がある事を伝えても疑似体験が出来ないだけになかなか伝わらない部分があります。耳が聴こえないのに健聴者並みに話せる事ができる私は、特に不可解のようです。
また、気を使って口の動きを大きくゆっくりと話してくれますがゆっくりすぎても、かえって口の形が読み取れないものです。

06.8.26　y.t

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