ホテルの建物探し
水戸駅に着き、説明を受けた通り、駅の南口を出て左に歩き、一つ目の路地を右に曲がった。次の角を左に入りしばらく歩いてホテルへと向かったのであるが、どの程度の道のりであるのか全く見当がつかなかったので、路地を入ってしばらく歩いた適当な所で対面から歩いてきた人に尋ねたところ、不思議そうな笑いを含めて「この建物がそうですよ」と教えてくれた。半ば当てずっぽうで歩いてほぼ目的地に着いた私はやや満足であったが、目的の建物や建物内の部屋の最終確認はどうしても他人の目を借りなければならないのが盲人の宿命。現地での単独行動は、最終的には、その場に居合わせた人への援助依来に頼ることになる。
2006年8月18日 金子 修
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