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ほろ酔いサポート

ユニバーサルデザイン関係の研究会が終わってから、いつものように飲み会で親睦を深めた後、電車で帰る時に、頚椎損傷で車いすを使って行動しているIさんのサポートを買って出た。
混んでいる電車の中では、揺れると容赦なく車いすに人がもたれ掛かってくる。
『おーい、ここに車いすの人がいるんだぞ』
心の中で叫びながら、Iさんをガード。
『ほんとにみんなわかってないんだから』
乗客をにらんでやった!
そしているうち目的駅に到着。
降りる時にも、前向きのまま前輪を上げて下車をサポート。
用心深く前輪を下ろしたつもりだったが、そこは電車とホームの溝の中だった・・・
車いすが前に傾き、乗っていたIさんはあっけなくホームに放りだされてしまった。
運良く怪我はなかったが、一歩間違えばホームに体中ぶつけていた可能性も。
冷や汗でした。
教訓・・・
車いすのIさん、座っているといっても、車いすに置いたような状態。
車いすに乗っている人は足に力が入らないため重心がとりにくく、足でふんばる力がないため、非常に不安定な状態で、段差などで急に押されたりすると、簡単に前に転げ落ちてしまうこともあります。
車いすの押し手部分を持ち上げるのは×。押し手部分を下に押し、前輪を浮かせるようにして上ればよい。
段差や電車を降りる時には、後ろ向きでサポートする人が降りればよい。大きな後輪なら溝にはまることもありません。

06.8.26 k.t

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